高級伝統工芸品「つげ櫛」の魅力
つげ櫛は、かつて結い髪が一般的だった時代に考案された伝統的な髪梳き道具です。現在も、髪を優しく整えるツールとして愛用され続けています。
つげ櫛の素材となる「つげ」は、きめ細やかでしなやかさを持つ木で、特に鹿児島県産の「薩摩つげ」は成長が遅く、その伐採後も長期の乾燥が必要とされるため、非常に希少で高価な素材です。このため、高級印鑑の材料としても広く使われています。
髪に優しい特性と優れた機能性
つげ櫛は、木目が細かく弾力性があるため、櫛の先端が細くても折れにくく、髪や頭皮を傷つけにくいのが特長です。歯と歯の間(間隙)が繊細に作られており、一本一本の髪の毛をしっかりと梳き通すことができます。つげ櫛で整えた髪は、他のスタイリング後にも艶やかに仕上がり、手直しにも便利です。持ち運びに便利なサイズも多く、外出先でのお直し用としても最適です。
伝統技術と現代の融合「つげ櫛すす竹ヘアーブラシ」
伝統のつげ櫛技術を受け継ぎながら、現代の多様なヘアスタイルに対応できるように設計された「つげ櫛すす竹ヘアーブラシ」は、髪を優しく解きほぐし、頭皮に心地よい刺激を与えます。歯の部分には薩摩つげを使用し、滑らかな通りと優しい頭皮への当たりを実現。さらに、持ち手部分には炭化処理を施した「すす竹」を使用し、耐久性を高めています。
静電気が起きにくい、自然素材の安心感
天然素材の薩摩つげとすす竹で作られているため、つげ櫛すす竹ヘアーブラシは静電気が起きにくく、髪に自然な美しさを与えます。三列に並んだ贅沢なデザインが、髪をしっかりとほぐし、仕上がりの良さを提供。髪や頭皮への優しい使用感と共に、自然の素材ならではの温かみもお楽しみいただけます
長年受け継がれてきた技術と自然素材の融合が生んだ「つげ櫛」。
現代の髪をさらに美しく整えるために、伝統と共にある一生モノの櫛を、ぜひお試しください。
【お手入れ方法】
ブラシの効果を高めるために、定期的に椿油を染み込ませてください。歯ブラシや毛の長いハケを使うと簡単にできます。
頻度は月2回程度がおすすめです。多い分には問題ありません。また、乾燥する季節は静電気が起きやすくなるのでより頻繁に椿油を染み込ませてください。
汚れがたまった場合も椿油を多めに塗り、5分ほど置いてから歯ブラシやティッシュでこするときれいになります。
【素材】
持ち手:竹(鹿児島産)
くし部分:つげ(鹿児島産)
仕上げ塗装:ウレタン樹脂加工
【大きさ】
Sサイズ くし部分:約7.8cm 全体:約16cm 高さ:約3cm
Lサイズ くし部分:約9.2cm 全体:約20.2cm 高さ:約3.5cm
※画像1・2枚目はSサイズ、3・4枚目はLサイズです。